塵書き

日記とか詩とか、言葉の落書きとか。思うままに。

間違いしかない

当たり前の日々を過ごしているこの日常が嫌いだ

 

「人間」という言葉に違和感を覚える

 

確かに私たちは霊長類ヒト科ヒト目で、同種の生き物だ。生まれ、育ち、老い、死ぬという生の奔流には逆らえない

 

でもその思想は様々だ。生まれた場所、育った環境…生きていく中での経験は人それぞれだ

 

それでも「同じ人間じゃないか」などという薄っぺらな言葉が吐けるか?

 

人は同じようでいて本質や根底の思考は全く違う

 

理性と感情を備える霊長類ヒト科ヒト目はその人の固有名詞に準じた生き物だ

それ以上でもそれ以下でもない

 

私は「人間」という無責任な言葉を憎む

 

カテゴライズされたそれを集団の常識として振りかざす社会は私からすれば生きた心地のしない地獄と何ら変わりはない

 

私は生まれ落ちたその日から地獄に身を投じた

 

似たような服装で似たような話をするあの生き物に気味悪さしか感じない

 

誰かを目標にするのと誰かを模倣するのは全く違うことだ

 

社会という共同体は、人を「人間」としか見ていない。無機質な構造をしているそれを甘んじて受け入れたくはない。私の傲慢だろうか