塵書き

日記とか詩とか、言葉の落書きとか。思うままに。

2020-01-01から1年間の記事一覧

俯瞰焦点

生命線が短い、と指摘されたことに腹を立てたことはない。 自分の寿命が手の皺ごときで決まるわけがないと思っているからだ。 今まで社会に反しないように生きていた。 出る杭は打たれる、異端は処される。 尖った気持ちをひたすら丸くした。 心はいつも穏や…

日記2020年6/13 雨

久しぶりに雨が降った。 この日は朝から心地が良かったので、記録を残しておこうと思う。 一日を通してずっと家にいたが、外から聴こえる雨音と、ほんのりと下がった気温、雨の匂い、程よい湿度をよく覚えている。 画面と向き合って終始作業に(それしかして…

春過ぎ夏ウツリ

芝を踏む音に耳を傾ける時期となりました。 我が家から少し散歩をすると、郊外とは思えぬような長閑さを持った自然の原風景を眺めることが出来、それはまるで田舎に帰省でもしたのかと疑う程の自然の多さに心に穏やかさが拡がります。 それはまさに柳暗花明…

事象の地平線

補遺 世界を目視出来てしまったあなたへ お気付きになられたと思いますが、貴方が目撃したそれこそが紛れもなく、飾りもない真実でございます。 貴方が今まで感じてきた日常とは、造られた夢現の微睡みの中にある、枯れゆくも停まっている花弁を眺めているよ…

毒喰らえ

正しい言葉を紡げないから 正しい決断をいつまでも出来ずにいる 昨日の僕よりも腐敗した今日の俺 言葉は猛毒だ

望みと諦めのはなし

思い募る言葉は数あれど、それを書き記さんと手を動かすと、微睡みの中で見た夢のように思い出せないのは何故だろう 今まで自分が築いてきたように感じているものは、自分が思い募らせ積み上げた言葉のように曖昧模糊としていて、判然としない記憶の中のもの…

2月24日 21時35分

皆様、こんばんは いま私は深夜のアルバイトに向かっております。 業種は言えません。働くことは胸を張れることではないと思っているので、そこには触れないでいただきたい。 さて、「貧乏」というのは、振りほどいて逃げ切るのにとても苦労するもので、私は…

充足という名の毒

生きるとは毒を飲み続けるということと同義に思う 意識を持ち、理性を持ち、感情を持つ私は、生とか苦とかいう概念に日々翻弄され続けている 苦を得ることで生を意識し、 生を実感するために苦を得、 それらをどうしようも無いと諦観しているのだが、 誰しも…

若きへの遺文

大人になりたくない 最後まで希い、遂に叶うことの無い望みだった 否、「なりたくない」のではなく「同じに見られたくない」が正しいだろう 私が今まで見てきた大人が限定的なものなのかもしれないが、私の中にある大人のイメージはごく簡潔に言うならば「愚…