明日のことを考える…… 今日は一日頑張れたのかな、 明日はどんなことをしようかな。 たった数時間後に待つ未来にすら、 私は希望を胸に抱く。 未来の私はきっと…今の私より輝いているはずだと、信じて疑わない。 なのに、どうして— どうして、こんなに胸の内…
なぜ私はここでこのようにして留まっているのだろう。 切除と進歩を繰り返して、最後に残ったものだけを抱えて歩もう。 そう考えてやまない。 足が進まないんだ。 いつもの帰り道を歩く。 疲れた、なんて思うその裏で、 僕はどんなことを思っているのだろう…
邪教とは何をもってして邪教たるのか 悪魔を崇拝することの何がよろしくないのか たとえばそれが、より世界平和に繋がるものだとしても? 破滅なくして世界の改心とは出来ないものだと 暴力は人間の最終的な解決方法である。 悪を悪と捉え悪を裁く、それは主…
毎日夢を見る それは空を飛んでいたり、 海を泳いでいたり 熊と相撲をしたりする夢だったりする。 別々の夢に共通することは夢であるということ。 現実とは大きく異なること ほぼ毎日満員電車に揺れ くだらない他愛ない話を聞き流し 教養は情報の洪水を起こ…
旅路は寄り道こそが醍醐味とはよく言ったものだ。 主目的を達成するだけして帰路に着くと、味気を感じない。 日々はこうした余暇を加えることで、何らかの充足感を得るのかもしれない。 鋼鉄の雨に降られ、穏やかな風を受けと、頭に入ってくる情報が如何に多…
まず水を見る。 水滴でも蛇口から流れる水でも雨でも川でも湖でも沼でも滝でも海でもなんでもいい。 その水に終着点はあるのだろうか。 循環とは即ち不老不死ではなかろうかなどと愚考した。 だがそれは命あってなし得られることでは無いのだとも考えた。 生…
何ら取り留めのないことが突発的に頭に浮かぶ瞬間がある。 アイディアのそれとは違いそれは本当にどうでもいい現象と情報が生産される瞬間である。 婉曲は理解の範疇にあり、歪曲もまた理解の範疇になければならず、唐突な「人間的欲求」は偶発的な世界の種…